あかるい兆し。
2017年 07月 09日実は...。
この中に...。
みかんが居ます。
何処でしょう?
答えは、
探していたんです。
あまりに静かなので、
また何処かで悪い事をしていやしないかと...。
こちらには、
見えていないと思っているのでしょうね。
良くある事が、
クレートの中にいるとき。
眠っていると思いきや。
大抵こうやって、
隙間からこちらを観察しています。
目の間隔が隙間と合うため、
我々をコッソリ観察するには好都合みたいです。
興味のある事が外で起こった時に、
勢い良く飛び出てきますが、
それまでは鳴りを潜めています。
なんだか、
警戒心の強い
野生の小動物を飼っているみたい。
ちょっとお馬鹿です。
丸見えですからね。
教えてあげたいのですが、
教えるすべがないので、
見えていないふりをしています。
今回は、
そこにいるのがわかっちゃったからさー。
かたや。
のん。
昨日の夜のごはんから、
ドックフードを殆ど食べず。
病院で買ってきた
低アレルゲントリーツ三個で終了。
振り出しに戻った感じで再び迷路の中へ...。
いったい、
どうしたら食べてくれるのか?
それともやはり、
そもそも食欲自体が無くなってきたのか?
朝から途方に暮れていました。
...!
そうだ。
ならば、
本当に振り出しに戻ってしまえ!
とばかりに、
もともとの手作りごはんを以前より少なめで、
少し中身の調整もして与えることに...。
食べなかったら捨てればいい。
あえてあまり混ぜ込まずに...。
これでどうよ!
(白い粉はお薬です)
いい感じに(泣)。
大匙一杯分ほど残しましたが、
駄目もとだっただけに感激です。
工夫すれば食べるんだ。
諦めなくて良かった。
私が諦めていたら...。
と思うと、
ゾッとする。
たとえわんこでも、
命がかかっている事は諦めちゃあいけない。
諦めたら終わってしまう。
しばらくこんな感じで、
行ったり来たりするのだろう。
諦めなくても終わるときまで...。
それを腹に決めて受け入れて、
転んでもただでは起きない精神でいくぞ。
ふたりとも、
よく眠っている午後。
なかなか雨も降りそうにないので、
久しぶりに鉢物の水やりに...。
ついでにあちこち巡回です。
まるで、
素敵な、
初夏の森の中のようですが、
もはや植物たちの楽園ですな...。
ずいぶん緑になりました。
南にも北にも、
あちこちにカノコユリ。
沢山あります。
まだ硬い蕾。
カラミンサに似ている。
小鳥の水盤。
待ちます。
数年前。
母が故郷の山へ姉の車で行った時、
私なら、
この庭なら、
上手く育てて、
育ってくれるだろう...
と、
根っこから土付きで持って帰ってきた
手土産...
私が幼い頃から、
あの山のあの村にあったのですが、
どうやら、
もともとは自生種ではなかったらしく、
今や特定外来植物に指定されているよう。
なので、
この庭からは
決して出さないように庭の奥深く、
しかし、
毎年咲くであろう場所に植え付けました。
指定を受けるくらい元来丈夫な植物で、
かなり違う気候も気にせず、
毎年沢山咲いて、
母を喜ばせてくれました。
白血病だった母。
あれほど植物が大好きな人だったのに、
病室では一切の植物を、
間近に見る事も触れる事もできず
可愛そうで。
よく、
パソコンを病室に持ち込んで、
ミモザやオオハンゴンソウや
花々の写真や動画を見せていましたが、
ようよう具合が悪くなってきた去年の今頃。
主治医の先生や担当の看護師さんの許可を貰い、
石鹸と流水で良く洗ったオオハンゴンソウを、
病室に持って行きました。
それはそれは喜んで、
この花を見ながら最後の時間を過ごしました。
丈夫が幸いして、
洗っても全く痛まないし、
頻繁に水切りしなくてもなかなか萎れません。
排除されるべき植物にも、
ちゃんと立派なお役目がありましたとさ...、
森から出て来て、
最後だ最後だと言っていたパンジー。
可愛い子分を従えて、
元気に咲いていました。
部屋に戻って、
ナッツもりもりです。
うっかり手折ってしまったアナベルとともに...。
さて。
夜も更けて。
わんこごはんです。
のん。
朝の食べ方から、
少し魚を増やし、
さつま芋を減らしてみました。
錠剤のお薬は、
ごはんも、
よく食べてくれました。
大匙半分くらい残しましたが、
もともとあまり好きではないご飯のところなので、
上等です。
久しぶりに、
喜びとはこういうことかと思います。
私ものんも...。
今日。
ひとまず、
無事終われそうな事に感謝です。
おやすみなさい。
***つづく***
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by mimanon
| 2017-07-09 20:50
| 庭とわんこ。
|
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