虹の輪(2)。




先日の

日曜日。


よく晴れた午後。




d0362666_14104270.jpg
「どこいくの?」





ミィ。

ちょっと
お出かけしてくるね。

もうすぐ
父ちゃんが
帰ってくるから、

一緒に
お留守番しててね。


d0362666_14081147.jpg
「わかった」
「いってらっしゃい」







みかんに
後を託して、

電車の時間ギリギリに、
慌てて
家を出ました。





これから、

小林先生に
会いに行くのです。




d0362666_14121573.jpg

近鉄の特急電車。

久しぶりだなあ。

あれ?
なんかかっこよくなってないか?



d0362666_14122908.jpg

伊勢志摩ライナーだ!

ぴかぴか。
座席も綺麗。



d0362666_13142326.jpg
天気もいいし、

ちょっとした旅気分で
鼻歌まじり。


電車。

たまに乗ると
すごく楽しいねー。




一時間半ほどで、

d0362666_16320438.jpg

到着しました。
桑名駅。




生前、
小林先生のアトリエの
あった街。

訪れるのは六年ぶりです。





十七年前に、
お勤めしていた職場もあって、
馴染み深い街です。

当時と
ほとんど変わっていませんねぇ。



...


駅前通りを
ひたすらてくてく歩きます。




d0362666_21294868.jpg

前から気になる

カエル


と、



d0362666_21315588.jpg

カッパ(だよね?)に

タヌキ。




夕刻から開く小料理屋の軒先。

面白い
取り合わせ。




さらに暫く行くと、


d0362666_21333626.jpg

せいぎくん。



正義の味方なのか?

と思っていたら、

近くに
精義小学校が...。

なるほど。






ぷらぷら歩いて
二十分くらい。



d0362666_16485871.jpg

着きました。

桑名市博物館。







入り口の掲示板に、



d0362666_17073445.jpg


小林先生のポスター。

どきどき。

胸が高鳴ります。




ここから先は、
足を運んだ人しか
小林先生とはお会いできません。

残念ながら、
当然
撮影は一切禁止ということで...。




......





六年前の前回は、

没後十年記念特別企画展で、

三重県立美術館所蔵や
個人所蔵の作品が多く、

比較的大がかりな展覧会でした。





今回は、

ほとんどが
桑名市博物館所蔵の作品で、

パンフレットもありません。




が、
心配ご無用...。


期待以上でした。





ポスターの絵のような、
ほのぼのした作品がほとんどで、

お隣で観ていた
二人連れの若い女性たちも、

しきりに、

「落ち着くーーーーーー。」

と感嘆の声を上げていました。






よく観ると
細部に
いろんな「しかけ」があるし、

こちらから、
絵にチューニングを合わせると、

絵の中から
音が聴こえてきます。








まれにあることなのですが。

例えば、

自分と相性がいい絵や
作者が魂を残している絵。

何百年と残っている名画とか...。

本物の絵は、
モノではありません。

まさにナマモノであり、
生き物ですから。






しかし、
商用の絵は
必ず

無音です。







小林先生の絵からは、



教会にあるような鐘の音とか
クリスマスのベルのような音、

ファンファーレの音など、

観ている絵によって微妙に変わりますが、

明るい色を使った温かい絵なのに、
なんだかとても
寂しくて哀しい
音が聴こえてきます。



小手先で描いていない、
魂を織り込んで
描いたであろう絵の音。

見えるものの
裏に潜む
何かがそうさせるような。



.....



観ると
初めは和むけど、

次第になんだか泣きたくなるような、


そんな、

心の琴線に触れる絵です。







.....








なんどもなんども
折り返し観て、


電車の時間も迫ってきたので、
名残惜しい気持ちで会場をあとにしました。


事務所で、
販売しているポスターを
購入しようとしたら。


「完売です。貼ってあるポスターも
全て予約済みです。」


と申し訳なさそうに言われました。

残念。




でも、
またこうやって
小林先生にお会いできた喜びで、

帰り道は
さらに足取り軽く、

楽しみながら帰りました。







駅までの
帰るみちすがら。



d0362666_16414806.jpg
みかんの好きなマンホール。
桑名市版。

やはり
ハマグリですな。




暫く行くと、
今度は、


d0362666_16434184.jpg

七里の渡。

さすが!






d0362666_16525678.jpg
暑い日で。

懐かしいマツバボタンが
どや顔で咲いている。

よく見ると
中にもひとつ花がある。




d0362666_16545186.jpg

カシワバアジサイ。

すごい!

今は
こんな八重があるのね。






d0362666_17023004.jpg


半日陰に。

この時期の風物詩。
アジサイ。

爽やかなアジサイブルー。












結局、
調子に乗って歩き疲れて、

帰りも贅沢して
特急電車。




d0362666_13132881.jpg

ありゃりゃ。

帰りは昔ながらの
車両です。



これはこれで
懐かしくて良し。






,,,,,






はーーーーーーー。

だいぶ
疲れたけれど、



いい一日でした。




,,,,,







ただいまー。

ミィ。

お留守番ありがとう。



d0362666_20501866.jpg

なんだそりゃ。
シシャモみたいね。





父ちゃんと一日一緒。



良かったね!















                            
                            
                            にほんブログ村
Commented by Lynn6 at 2018-04-28 05:46
絵にチューニングを合わせると、聞こえて来る音があるって、凄いなあ。。。
mimanonさんの感性の高さを感じます。
Commented by mimanon at 2018-04-28 07:49
Lynn6さん、こんにちは(๑´ω`๑)ノ

いえいえ、私の感性より、
そうさせる小林研三先生の、
感性感受性の繊細さや純粋さの高さ、
絵に向かう姿勢の素晴らしさなんだと思います。

昨日(H30.4.27)は、
私が余りにもしつこく観ているもんですから、
画廊のご主人さんが奥から、
販売する予定のなかった絵を持って来てくださって、
その絵を観て思わず泣いてしまいました。
(その絵が購入した絵です。)

不思議なチカラのある先生と先生の絵です。
by mimanon | 2017-06-10 15:59 | 絵(心の景色と心の庭)。 | Comments(2)